■15日目■ 高野山(奥之院・一の橋・中の橋・汗かき地蔵・水向け地蔵・玉川・御廟橋 弘法大師御廟・総本山金剛峯寺・金剛三昧院多宝塔) 午後 高野山→東名阪→JR名古屋
朝、高野山は一点の雲もない晴天でした。
高野山奥の院にある納経所は8時30分に開きます。
「中の橋」に向かう裏参道は、空を覆うばかりの樹齢1000年以上の高野杉と燈灯籠が並び、すでに参拝者も多く外人客の姿もありました。
玉川にかかる「御廟橋」の奥に「弘法大師御廟」があり、ここに弘法大師が祀られています。
礼拝、合掌して橋を渡り「燈籠堂」にお参りし、奥の大師御廟に満願成就の報告をしました。
納経所で最後の御宝印を頂き全ての御宝印が済みました。
白衣は冥土に旅立つ際の晴れ着にしたり家宝として受け継いだりします。
高野山の最後は「総本山高野山金剛峯寺」にお参りをして、巡礼の記念に、妻に「数珠屋四郎兵衛」で菩提樹の数珠を買って山を降ります。
帰路は富田林から西名阪で名古屋に向い、名古屋駅の新幹線口で妻を降ろした頃には夕方5時をまわっていました。
無事に妻と初めての2週間におよぶ長旅を終えて、心は軽く晴ればれと疲労感はなく、これからの人生に自信が沸いてきました。
四国八十八ヶ所お遍路を巡り切った達成感をかみしめながら、いつかまた四国霊場を訪れる日が来ることを予感しながら家路を急ぎました。