初心に帰る・・
蓼科へは、柴田君のカローラと私のカラーラ2台で行きました。
帰り道です。国道19号線、薮原の近くに、木曾義仲を祭った神社が左側にありました。
自分のカローラで、私が運転していました。くだりの直線で結構なスピードが出ていました。
前の車を追い越してすぐでした。。。
左から、とまれの旗を持ったおまわりさんが飛び出てきました。
「しぃーまったぁー!!」
気がつくのが、遅すぎました。「ネズミ捕り」に引っかかってしまいました。
相当日にちが経ちましたが、違反の通知は来ませんでした。。。
「木曾の山の中だから、警察の手違いで消えてしまったわぁ」と安心していたら、、、
来ました、来ました!・・・結局、平針へ呼び出しで・・免停になってしまいました。
講習を受けて、尚、1ヶ月の免停でした。
その日から、歩いてお客さんのところへ、重いかばんを持っての毎日になりました。
9月まだまだ暑い日が多かったので、汗びっしょりになりました。
免停になる前まで、、毎日、お客さんからの電話があると、車で走っていくと言う、
とてもなまくらな、毎日になっていましたので、かばんの重さと、暑さが、身にしみました。
自転車も用意しましたが、歩きより惨めな感じがして、あまり使いませんでした。
急ぎ行かなければならない時は、仲間に送ってもらっていましたが、帰りは歩きとなります。
なまくらが芯から身についてしまっていた私でしたが、
車を使わなくなり、歩いていて、今まで見えなかったことが見えて来ました。
それは、全く空白にしていた地域だったり、近々代替になりそうな車のある家があったり。
帰りに歩きながら、ここはと思う家、会社に、名刺とカタログを置いてくるようにしました。
今までの空白をどんどん埋めることが出来ました。
車に乗っていたら、絶対売れなかったはずの販売が増えてきました。
「セールスは足で稼げとはよく言ったものです」
結局、免停中も販売台数が減ることはありませんでした。
汗をかき、必死に歩くことで、1年少し前の、あの苦しかった当時を思い出すことが出来ました。
免許証を警察に預けて・・・
自分が扱っている商品、、車のありがたさを再認識できました。
見えなかった、お客さんが見えてきました。
協力してもらって、仲間のありがたさを改めて思いました。
「初心に帰る・・」
「自分の商品(くるま)に感謝する・・」
私の販売の原点
又続き書きます。