自分から学ぶしかない。
セールスになって、半年くらいまでは、先輩や上司がいろいろ教えてくれました。
商談の進め方など、悩んでしまうこともありました。
商談の過程では、きっとこのお客さんは、買って下さるだろう感じがしていても、
結果決まらなかったりがあり、自分では「なぜ?」「どうして?」がつかめませんでした。
上司・先輩に商談経過・状況を話して教えてもらおうとしても・・・
「井上君で売れなかったら、誰が商談しても売れないよ、自分は教える立場にない”」
つれなく言われてしまいます。「でもあのお客さんは、商談の進め方では、きっと買ってくださったはず」
「もったいないことをしてしまった。何かがいけなかったんだ・・」
悩んだ挙句、小型のテープレコーダーをかばんの中にしのばせ、商談をテープにとることにしました。
その頃、小牧から朝、1時間半以上かけて通勤していましたので、テープをじっくり聞くことが出来ました。
いろんな商談を何度も聞いていて、ほぼ購入を決められたお客さんからは、必ずと言うくらいに、
「買わせてください」と言うサインが出ていることを発見しました。
それとわからず、今までは商談の最終段階で、念には念を入れて、
商品・支払い方法などを、説明していたのでした。 これは、自己満足でしかありませんでした。
お客さんの「決めようかな」と言う決断、意志決定と、売る側のリズムがあっていなかったのでした。
結果、お客さんから、「ありがとう、良くわかった。検討して後日また連絡するよ・・」と言われてしまっていました。
そして後日、連絡すると、「やっぱり、今回は止めておくよ」「イヤー悪かった、他社で決めたよ・・」
となることが多かったです。
このリズムが良くわかり、商談進行の方法を改善して、商談決定率が格段に上がりました。
自分の商談から、自分が学ぶことが出来たのでした。
それ以来、私の商談は、、、
ピッチャー(お客さん)の投げる変化球・剛速球がバッターの私にとって、、
あたかも、止まっているかのように、良く見えるようになりました。
商談決定率(打率)が上がって、
いっそう安定して販売台数を上げることができるようになりました。
私は通勤する車の中で、いつも・・・
自分の商談テープを聞くか、
軍歌を聞いて(歌って)おりました。
反省のないところに・・
成長はない!!
反省があれば・・
自分自身から学ぶこともできる!!
私の販売の原点
続き又書きます。