ヒッチハイクの青年
3月18日 月曜日は
夕方まで大変な雨でした。
ある会合に出席のため、名古屋市中区へ行った帰りです。
名古屋高速 東新町入口 手前で、
白いビニール傘をさした、男の子が
「豊橋方面」と書いた カードを掲げて立っていました。
ちょっとかわいそう・・と思った私は、
途中まででも と思って車を止めました。
「ありがとうございます!」「お願いします!」
何度も 何度も礼を言いながらとてもうれしそうに乗り込んできました。
「このまま 死ぬかと思いました・・」「助かりました!」
が、車内で最初の言葉でした。
雨の中 道端で 何百、何千の車を見送ったことでしょう・・・
私・・・どこから来たの?
彼・・・私は ○ ○ x x と言います。大阪に住んでいます。22歳で、
今年大学を出て 体育の教師になります。
私・・・豊橋のどこへ行くの?
彼・・・プラカードには、豊橋と書きましたが、宇都宮へ行くんです
私・・・なにしに?
彼・・・行くことが目的なんです。友達と二人で別々にヒッチハイクをして、
宇都宮で落ち合う約束になっているんです。ヒッチハイクで
宇都宮へ行くという 夢を実現したいんです。
私・・・いつ大阪を出てきたの?(彼を乗せた時間は15時30分ころでした)
彼・・・今朝、大阪を出て、5台乗り継いで、先ほどの場所まできました。
昼ころから、雨の中 ずっと立っていました。3時間以上です。
このまま死んでしまうかと思いました。でも助けていただきました。
私・・・これから先は、高速道路のサービスエリアで乗り継いでいくといいよ・・
止まった車の、ナンバーと降りてきた人を見て
声をかければうまくいくと思うよ。
私は、豊田インターで降りるから、手前の東郷サービスエリアまで
乗せて行ってあげるね。サービスエアリアで声をかけるときは、
東京方面と言った方がよいと思うよ。
彼・・・ありがとうございます。そうします。
ところで、乗せてくださった人に、
今持っている夢をうかがっているのです・・・
先生になって、教え子に今回の体験から、
夢は実現できるんだということを話したい・・
そして、親切にのせてくださった人にもそれぞれ夢があって
各々がんばっておられるんだと
聞かせてやりたいのです。
東郷サービスエリア に到着しました。
言われるままに、私の今の夢を書かせていただきました。
写真を撮らせてもらって・・・
お別れしました。
夢を追う・・
とてもさわやかな青年でした。
彼と話をして、
とても気分が晴々としました。
何か、得した気分になりました。
昨日・・・
彼から、メールが届きました。
先日ヒッチハイクでお世話に
なりました○ ○ XX です!!
本日無事大阪に着く事が
できましたのでご報告させて
いただきました‼
井上さんに聞かせていただいた話、
僕わ一生忘れません(^ ^)
僕も夢を目標に変え、必ず達成してみせます‼
乗せていただいたこと、出逢えたことに感謝しています!ありがとうございました‼
本文のまま・・