赤紙をもらった犬~を観て

18日(土曜日)21時から
NHKスペシャルを観ました。

[さようなら アルマ~ 赤紙をもらった犬]
と言うタイトルでした。

戦時中とは言え、穏やかな生活を引き裂かれ、
戦争という運命に巻き込まれ・・・
軍犬として、旧満州の戦場へ出兵ーーー

生き延びて、役目を果たし、終戦となりましたが、
最後の引き上げ船には余裕がなく、
故国へ帰れずに置き去りにされた。
無言の兵士「アルマ」の実際にあった話をもとにした
戦時ドラマでした。





靖国神社には、当時日本のために活躍した軍犬の慰霊像があるそうです。

出兵時の写真、本物アルマの雄姿 です。


シェパードを主とした軍犬は
戦場の第一線で兵士のために活躍したが、
地雷を踏んだり・・・
敵狙撃手の標的となり・・・
あるいは傷病に死したり・・・
大半は、命を捧げることになった。
運よく生き残っても、戦地に置き去りにされ、
遂に一頭すら故国の土を踏むことはなかった
と言われている。





テレビで活躍した、アルマ役のシェパード





テレビを見ながら、、

30年以上前、
当社の創業まもない、とても苦しい時に、
当社の戦時犬として一緒に活躍してくれた、
「ナッキー」を思い出していました。

貸店舗で営業をしていた頃、
国道沿いの貸店舗前駐車場に5台展示していました。
整備は、事務所裏で行っていました。
仕入、販売、納車整備、登録、アフター、
すべてを一人でこなさなければなりませんでした。
裏で、私が整備をしていますと、
事務所が空のことがよくありました。

営業時間中、ナッキーは事務所の中にいつもいて、
展示車を見にお客さんが来られると吠えて教えてくれました。
電話が鳴っても教えてくれました。
当時ナッキーのおかげもあって、
月に15台から20台売ることができました。

常連のお客様に遊んでもらうことにより、
接客係りも勤めてくれました。

私は、事務所の2階で寝起きしておりましたので、
夜は、いつも一緒でした。
私とナッキーは夜いつも腹ぺこでした。
夜遅くナッキーの食糧(残飯)をもらいに
お客さんであった居酒屋さんへ行きました。
食料を手に入れて帰るととても喜んでくれました。
寒い日は、私の布団へ入れてこたつの代わりをしてもらいました。
でも朝気がつくと、必ず布団から出ていました。
私が寝付くまでが仕事であり、
どうも私と寝るのはいやだったようです。

当時、ナッキーをとてもかわいがってくれたお客様。
峰松さん
岡村さん
お二方とも、30年以上たった今でもお客様としてお付き合いいただいています。

そのナッキーも、10歳になったころから体調が悪くなり、、
17年前の8月11日(日曜日)大安の日でした。
14年の命を閉じました。
その亡くなる前夜は少しでも楽にしてあげようと、
腕にナッキーの頭を抱えて朝まで過ごしました。

自分の仕事上うまくいかない時など、
一方的にいじめてしまったことなどを謝りながら・・・


軍犬  ・・・アルマ

仕事犬 ・・・ナッキー

人に尽くすことしか知りませんでした。
苦境に立った人を癒してくれました。


テレビで軍犬アルマを見ながら、
私の心は、ナッキーへ行ってしまっていました。

軍犬、アルマは日本を支える仕事をしました。

仕事犬、ナッキーはまさしく、
(株)ルートの根幹を支えてくれました。






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