今だから言えること・第2弾

二十何年ぶりに「ユーズネット豊田」へ来られたお客様は、必ずおっしゃいます。
ここは、昔「1日1万円値下げ」をやっていた、ルート豊田かね?と。
それ程「1日1万円値下げ」のくるまやとして浸透しておりました。



当社は創業から7年間、R248沿いの貸し店舗3店の北端の一店のみでの営業でした。

店舗は二階建てで、一階が事務所でその前の駐車場に4~5台並べて営業しておりました。

二階で私は寝起きしておりました。

小さな店で、超低価格のくるまばかりを扱っておりました。

月に3~4台の販売から始まり、創業4年で月に40台ほど売れるようになりました。

創業から6年経った、昭和57年の12月には1ヶ月で100台の販売を達成するまでになりました。

その間、いくら安いくるまと言えども、どうしても売れないくるまが出てしまいました。

安いくるまで、いつまでも売れなければ、解体屋さんで処分してもらうより方法はありませんでした。

何とかしなければ・・・と、いろいろ考えてやってみました。

○5円・10円の価格表示で売る。

○月が変る毎に、1万円づつ値下げしていく。

○10日ごとに1万円づつ値下げしていく。

○日曜日に、1時間1万円値下げもやりました。

◎そしてたどりついたのが「1日1万円値下げ」でした。

「1日1万円値下げ」を始めてから、長期在庫がなくなり、おまけに知名度も上がりました。
びっくりしたことに、ほとんど、赤字にならず3~4日で売れたことでした。
今日は何が出てる?いくらか?

通りすがりのくるまが急ブレーキを踏むことにより、頻繁に追突事故がおきました。

おまわりさんがどうして、ここでいつも事故が起きるのか?と、不思議に思っていました。

おまけに、事故を起こされた人に親切にすることによって、販売台数はどんどんあがりました。

おまけの第2に、事故で困っている人に親切なお店だと言って、警察官も何人か買ってくれるようになりました。

おまけ第3もありました「交通警察の運営に寄与」と豊田警察署長から感謝状をいただきました。

実は、事故を起こされた双方のくるまを見て、古いくるまの方を選んで大切に手助けしていました。

当時の私にとっては、新車を数年で乗り継いでいる人は、お客様予備軍ではなかったのです。

「1日1万円値下げ」は業界紙で紹介され全国で取り組まれましたが、3ヶ月も続いたと言うはなしは聞いたことがありません。

ユーズネット豊田は、新車にシフトするまで、約25年間続けました。
継続は力なり! どんな広告より知名度を上げる効果があったようです。

「1日1万円値下げ」で、タダになってしまったこともよくありました。
このくるまタダ!、諸経費のみ!

「もってけ!!どろぼう!!」 と、くるまに書きました。

今では、非常に懐かしく思い出されます。

今だから言えることです。





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