「ふるさと」再発見・・4
私が、小学校1年生の時・・・
春の遠足は、「二村山」と「濁池」でした。
現在の、中京競馬場の近く、藤田学園の東にあります。
戦争が終わって、間もなくの、昭和24年5月だったと思います。
当日、熱を出してしまった私は、父親の自転車に乗せてもらって参加しました。
二村山頂上の、「切られ地蔵」です。。。。。
胴体部分が、ばっさりと、切られた地蔵さんです。
昔・・鎌倉街道を行き来していた、信心深い旅人が、この二村山で、盗賊の襲撃を受けました。
信心深い旅人に変わって、このお地蔵さんが身代わりになって、旅人を救ったと言う、言い伝えがあります。
二村山への遊歩道は、よく整備されておりました。
頂上の、標高は、、、72Mです。
昔は山頂から、知多の海が見えたそうです。
名古屋のトリトン、、鈴鹿山脈、養老山脈、伊吹山、名古屋駅周辺、御岳、木曽山脈、南アルプス、豊田、刈谷、中京競馬場・
今も、山頂展望台から、360度パノラマのように見渡せます。
左・・・なるみ 右・・・みかわ とありました。
この地は、鎌倉街道が通っていて、現在も昔をしのばせてくれます。
後になって、すぐ南に、東海道が出来るまで、旅人でにぎわったそうです。
盗賊が、お地蔵さんを切った後・・・この池で、血の付いた刀を洗ったそうです。
刀を洗って濁ってしまったので、「濁池」と言われるようになったそうです。
今日の散歩も、また「ふるさと」の再発見ができました。
小学校1年生になったのは、59年前です。
当時の小学校の遠足は、文字どうり、遠・足 でした。
学校から、二村山までは、片道約、4キロ以上あります。
小さな子供達が、よくも、8キロ以上の山道を、歩いたものだと改めて感心しました。