新聞記事を比べてみると


今朝の中日新聞、、

一面トップ記事です。





まるで、ホンダが、赤字決算で、、、

「会社が危険な状態!」

のように見せていませんか?




同じホンダの記者会見記事を・・・

今朝の自動車業界紙

「日刊自動車新聞」でも詳しく伝えています。

写真の左下に、「通期連結業績予想、3度目の下方修正」

とありました。



見出しを比較してみると・・(業界紙は、日刊自動車新聞)

中日新聞・・・・・ホンダ下期 1900億円赤字

業界新聞・・・・・通期業績予想3度目の下方修正

今回、ホンダが発表したのは、

来年3月期の決算の予想利益は、

当初、5500億円であったが、、

現在の見通しでは、1800億円の利益。

今年前期は非常に順調だったがその貯蓄分を、

景気悪化で、下期で食ってしまったが、、

何とか踏みとどまることができ、

1800億円の利益を残せると言うものなのです。


中日新聞によれば、

スポーツカー「NSX]後継車の開発を中止し、

米国で展開する高級車ブランド、アキュラの

国内販売計画も白紙とした、と書かれています。


ハイブリット車や低燃費の小型経済車強化に

舵を切ったことは書かれていません。

ホンダのきびしい状態から、後ろ向きな姿・・

萎縮した経営状態のみ・・が伝えられています。


「日刊自動車新聞」によれば・・・

ホンダは、アキュラをはじめとする、

中大型車の開発を縮小して・・・

ハイブリット車や小型車の開発を強化する。

とありました。


日刊自動車新聞の記事から、、、

ホンダの福井威夫社長の年末会見は、

経営環境の激変を受けて、

「収益の下降を最小限にし、必要な領域に

経営資源を集中するため投資を取捨選択する」

と言うもので・・・

危機感を持って経営の舵取りをしている姿が

伝わってきます。


中日新聞の「見出し」からは・・・

ホンダは会社が赤字になってしまって大変な事態になっている、

と、伝わりませんでしょうか?

これでは、ホンダの車が売れなくなってしまいませんか??



一方、日刊自動車新聞の記事からは・・・

大変な時期にもかかわらず、利益は計上している。

危機感を持って、必死に経営の舵をきっている姿が伝わります。

このような取り上げ方の記事であれば・・

消費者は、ホンダの努力と企業姿勢に賛同して、

応援してくれるのではないでしょうか。



景気が悪くなり各企業とも、必死に頑張っています。

取材源の中には、暗いけれど伝えなければならないことが

あることは当然理解できます。

でも、その取材源の近くには、芽を出そうと待っている、

明るい話題が必ずあると思います。、

その芽を、消費者は待っているのです。


何とか新しい芽を出して浮上しようと、

必死に頑張っている、、、

「日本 株式会社」の、、

新しい芽を、、、

マスコミの強大な力で

踏みにじって、殺してしまうようなことだけは、

ご勘弁願いたいものです。






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