私の信条11 「バネは縮めば縮むほど反発力は強くなる!」
私の信条(11)
「バネは縮めば縮むほど反発力は強くなる!」
景気の低迷・・
産業構造の変化・・
消費者の変化・・
仕事をしておれば、
「順風満帆」な日が何日も続くことは、
絶対ない!と言っても過言ではないと思います。
反対に次から次へと難問が襲ってきます。
前の苦難がまだ解決していないのに、
もっと大きな難問が押し寄せてきます。
「神は耐えられない試練や苦難は与えない」と言われています。
神が自分に嘘を言っていると、悔やんでわめいてみても解決にはなりません。
自分をバネだと思ってみれば・・
苦難の力で抑えつけられれば抑えつけられるほど、
強力な反発力となります。
耐え切れずに、あきらめて折れてしまえばすべてはそれまでです。
あきらめて折れてしまった時、すべてが終わり敗北者となります。
苦難を受け入れ、自分の中に反発力をじっと蓄えましょう。
反発力で乗り越えれば、力強い自分になることができます。
あとにもっと強いバネ(自分)が残ります。
バネは外からの力でしか縮めることはできません。
強いバネ(自分)に、強い反発力を生ませるために、
試練や苦難は外からやってくるのです。
ちょうど今から、33年前、
昭和53年1月23日のことです。
創業してまだ2年しか経っていませんでしたが、
大きな負債で、見事に行き詰ってしまいました。
少しでもお金を工面してもらおうと、
わらをもつかむ気持ちで母親(10年ほど前に92歳で亡くなりました)
のもとへ行きました。
結果は、少しのお金も出してはくれませんでした。
(あとでわかったことですが、当時3000万円以上持っていました)
お金の代わりにと・・
紙に一つの言葉を書いて渡してくれました。
「憂きことの なおこの上に 積もれかし 限りある身の 力ためさん」
あれ以来、この言葉を母親が残してくれた宝物として 大切にしています。
のちに知りました。
この言葉は、
熊沢蕃山という
江戸時代初期の陽明学者(1619~1691)
が残したものでした。
熊沢蕃山 胸像
岡山県備前市 正楽時
試練、苦難をいただいて、
乗り越えていくうちに、
どんどん強くなることができます。
以前と同じ程度の苦難は苦にもならなくなります。
試練・苦難が自分の器を大きくしてくれたのです。
器が大きくなれば、
大きな仕事ができるようになります。
大きな仕事とは、
より沢山のお客様、お取引先、スタッフを
幸せにすることなのです。
私の信条(11)で
ひとまずこのシリーズを
終わらせていただきます。
沢山の皆様、ご訪問ありがとうございました。