津具の葬式
北設楽郡設楽町津具
曹洞宗 金龍寺で行われた葬儀に出席させていただきました。
豊田から稲武、面ノ木峠(この峠まで、豊田市です)を越して、、下ると、津具です。
標高約 1000メートル 面ノ木峠頂上を越したところに、みどりがきれいなよく整備された公園がありました。
ちょっと車を降りて、深呼吸・・・とても気持ちの良い公園でした。
反対側に、熊出没注意の看板・・・
せっかくの公園も、これではゆっくり出来ません。
しだれ桜で有名な、曹洞宗 金龍寺へ着きました。
ユーズネット本部から、65キロありました。
境内に、しだれ桜の大木が見えていますが、半分は、枯れていて、痛々しく感じます。
鐘楼から、上津具の町並み、その向こうは、面ノ木峠から、茶臼山への山並みです。
告別式が終わり、喪主と近親者に住職より役割が与えられ、、、
葬列が組まれ境内を回りました。
その最後に、竹の先にぶら下がっている、カゴが激しく振られ、
中から、故人の生きた歳の数だけの小銭がばら撒かれました。
この行事は、この地方で、古くから行われているとのことでした。
私にとっては、とても珍しく新鮮に感じました。
小銭を参列者が拾って、、、すべての儀式が終わりました。
故人は、享年86歳でした。
老夫婦が住んでおられた自宅の横に
蔵として使っていた、建物があります。
主をなくして、
屋根までもが悲しんでいるような、、、、
私には、そんな風に映りました。
故人の自宅敷地に、
樹齢100年以上と思われる、銀杏の巨木がありました。
毎年毎年季節が来ると、黄金色に輝くこの巨木、
今年も、あと一ヶ月ほどでその季節がやってきます。
その季節を待たず逝ってしまわれました。
今年も、巨木は黄金色に輝いて、
故人を弔ってくれることでしょう。