55年ぶり カローラの新車
(写真はトヨタ博物館ホームページより)
1966年11月発売の初代カローラ
私は 1966年(昭和41年)8月から 社命でトヨタの新車セールスになりました。
当時の販売車種は 空冷2気筒 800CCで エンジンがバタバタ音を立てながら 左右に揺れたパブリカでした。
販売方法は 今と違って一軒ずつ歩いて訪問していました。
競合車は、日産のサニー4気筒1000cc車とマツダの4気筒800CCのファミリアでした。
売っている自分でも、サニーやファミリアの方が静かでよい車だと思っていました。
私がパブリカのセールスになって4か月目に トヨタはカローラを発売しました。
サニーが1,000CCであったところ、カローラは 車幅を拡げ ゆとりの室内空間にして
1,100CCで発売されました。
その当時のコマーシャルは・・「となりの車が小さく見えまぁーす」・・でした。
今ならちょっと問題になりそうな内容のCMでした。
車の良さと、CMがばっちりで もうサニーにも ファミリアにも負けません。
自分もカローラの新車を買って お客さんにすぐ見せることが出来るようにしました。
私は、このマイデモカーの効果もあって、一層売れるようになりました。
パブリカ・カローラ両方を売っていましたが、
カローラだけの販売で月に10台を下回ることはありませんでした。
私の車販売の原点はカローラでした。
1967年1年間の成績は,
マイデモカーの効果もあって 160台ほどと記憶しています。
セールス約120人中 ダントツのトップで 二位との差50台ほどでした。
カローラの新車を始めて買って・・あれから55年
今年11月、車を代える時期が来て迷わず、カローラの新車を買いました。
カローラと言う名前は変わっていませんが 55年の進化を日々感じています。
55年ぶりのカローラ、私の新車はカローラツーリングです。
私の出身会社、カローラ愛豊から納めていただきました。