仕事犬
17日(水)営業はお休みです。
軽キャンピングカー 「ちょいCamきゃん」を熱心に
覗き込んでおられるお客様がありました。
ご挨拶をすると・・
「久しぶりですネ」と返ってきました。
わたしは、全く覚えがないので
ごめんなさい、どこでお会いしましたかネ?
実は 38年くらい前だけど・・・
「大林の あさひ食堂の・・カウンターでよくお会いしたよ」
そこまで言われても そのお客様の お顔は全く思い出せません。
でも 当時確かに あさひ食堂へは いつも夜遅く行っていました。
38 年前のこと、
自分の夜食と 一緒に仕事をしていた愛犬の
食料をもらいに・・よく通っていました。
当社の創業まもない、とても苦しい時に、
「仕事犬」として一緒に頑張ってくれた、
「ナッキー」を思い出していました。
貸店舗で営業をしていた頃、
国道沿いの貸店舗前駐車場に5台展示していました。
整備は、事務所裏で行っていました。
仕入、販売、納車整備、登録、アフター、
すべてを一人でこなさなければなりませんでした。
裏で、私が整備をしていますと、
事務所が空のことがよくありました。
営業時間中、ナッキーはいつも事務所の中にいて、
展示車を見にお客さんが来られると吠えて教えてくれました。
電話が鳴っても教えてくれました。
当時ナッキーのおかげもあって、
月に15台から20台 販売することができました。
常連のお客様に遊んでもらうことにより、
接客係りも勤めてくれました。
私は、事務所の2階で寝起きしておりましたので、
夜は、いつも一緒でした。
私とナッキーは夜いつも腹ぺこでした。
夜遅くナッキーの食糧(残飯)をもらいに
お客さんであった居酒屋さんのような食堂へ行きました。
そのお店が 大林町の「あさひ食堂」でした。
お母さんと 息子さん・娘さん3人で経営していました。
帰りに お客さんの食べ残し残飯を土産にもらって帰りました。
ナッキーは 食料を持って帰るととても喜んでくれました。
寒い日は、私の布団へ入れてこたつの代わりをしてもらいました。
でも朝気がつくと、必ず布団から出ていました。
私が寝付くまでが仕事であり、
どうも私と寝るのはいやだったようです。
当時、ナッキーをとてもかわいがってくれたお客様。
峰松さん
岡村さん
お二方とも、38年たった今でもお客様としてお付き合いいただいています。
そのナッキーも、10歳になったころから体調が悪くなり、、
24 年前の8月11日(日曜日)大安の日でした。
14年の命を閉じました。
その亡くなる前夜は少しでも楽にしてあげようと、
腕にナッキーの頭を抱えて朝まで過ごしました。
自分の仕事が うまくいかない時など、
一方的にいじめてしまったことなどを謝りながら・・・
仕事犬だった ・・・ナッキー
人に尽くすことしか知りませんでした。
つらいとき時 自分を癒してくれました。
仕事犬、ナッキーはまさしく、
ルートの根幹を支えて
タスキを 今に運んでくれたのでした。
お休みの日に ご来場のお客様が
38年前を 思い出せてくださいました。
感謝です・・・