5月2日は 58年前、山で亡くなった 親友の命日

5月2日は
白馬岳北尾根から 滑落して亡くなった
親友の命日です

58年前の5月2日
昼の休みに喫茶店でのんびりしていました

店のラジオの声
5月2日早朝 名古屋市の職員山岳部の一人が
残雪の白馬岳北尾根で 700メートル滑落した 
捜索隊が現地に向かっている
滑落した職員は 外山林生(とやましげお)さん
とはっきり聞こえました

高校時代 いつも一緒に鈴鹿の山へ行っていた
4人の仲間の一人です

その日の夜 他の山の仲間と 白馬の麓へ 
徹夜で走っていきました
変わり果てた 外山君と会えたのは
麓の林の中でした
捜索隊が 一日で探し当て ふもとまで
降ろしてくれたのでした

この4人の仲間で今も元気なのは
私一人となってしまいました

後にわかったことですが
残った私も含め山の仲間3人は
外山君の遭難死以後数年登山を自粛していましたが
職場の仲間などと それぞれずっと
山へ行っていたようです

私も山が忘れられず 40歳になったころから
55歳で 趣味をゴルフに変えるまで
毎週のように日帰り登山を続けていました



写真は白馬(しろうま)岳ですが
新雪の時期と見られます

外山君が滑落死した5月2日は
残雪がずっと多くありました

白馬岳は 写真のように西側(左)は
なだらかですが 
東側(右)は絶壁となっています
その絶壁上の尾根から転落してしまったとのことでした




外山君が白馬の麓でダビに付された
あの日 真っ青な空
真っ白な山
麓は 桜が満開でした
高い煙突から 立ち上る白い煙を見ながら
仲間と歌った「雪山賛歌」

山よさよなら 
ご機嫌よろしゅう
また来るときにも
笑っておくれ 

涙があふれ 止まりませんでした

あの日以来
毎年 5月2日を 
忘れたことはありません
亡き山の仲間たちに
「いい青春の思い出を ありがとう!」

感謝の日にさせてもらっています


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