コダックの破産法申請から学ぶ
19日びっくりするニュースが飛び込んできました。
米国の イーストマン・コダックが
連邦破産法11条(日本の民事再生法)の適用を
ニューヨークの裁判所に申請したと発表・・
というニュースでした。
私が、ハワイ・グアム・サイパンへよくでかけていた、
15年~20年前 向こうでフィルムといえば、
コダックでしたので、よく買って使わせてもらいました。
今思えば、当時の私に、アメリカ崇拝があったのかもしれませんが、
向こうで買った、コダックのフィルムで写真を撮ると、
色がきれいだったように記憶しています。
余談ですが、向こうへ行くと
ビールは必ず、バドワイザーでした。
コダックは、
1976年までに、全米フィルム市場の何と90%
カメラ市場の85%を占めていたとのことですから、
まさに、この市場を独占していた、ガリバー企業でした。
そのコダックが、デジタルカメラを
1972年~75年にかけて
発明、開発したのでした。
ところが、そのコダックは・・
とても便利で、フィルムがいらない(お金がかからない)
デジタルカメラには、力を入れず・・
消費者にとって不利益な道を選択し
利益の高いフィルムにこだわり続けました。
消費者のニーズを無視して、
利益追求の道を歩き続けたのでした。
その後、コダック自らが開発した、
デジタルカメラの技術が逆に、
携帯カメラ・スマートフォンの開発を
後押しするという結果となり・・・
コダックのカメラ・フィルムは、
消滅に追いやられることになってしまたのでした。
企業の大小にかかわらず
消費者ニーズの変化
時代の変化に柔軟に対応出来た企業だけが、
生き延び成長することができる・・
ということを、
コダックの破産法申請のニュースから、
改めて学ばせていただきました。